2024年衆議院選挙の結果について
衆議院選挙で労働者の要求実現のために奮闘された組合員をはじめすべてのみなさんに、心から敬意を表します。
道労連は、10月27日投開票の衆議院選挙を、賃上げや労働条件改善などの要求実現を大本で阻んでいる自公政権による悪政を変えるチャンスと位置づけてたたかいました。
今回は、市民と野党の共闘による統一候補が実現せず、すべての選挙区で党派別選挙となりました。道労連は、総選挙特集ニュースや、10月19日の第2回執行委員会で確認した総選挙アピールを活用し、すべての組合員に要求前進のために投票に行こう!を呼びかけました。
選挙では、自民党の裏金問題が大きな争点となりました。公示後には、自民党が政治活動費2,000万円を裏金議員がいる組織にも配分していることも明らかになり、国民から強い批判が沸き起こりました。経済対策では、全労連・道労連の要求である「時間給1,500円実現」をほとんどの政党が公約に掲げました。署名や最低生計費調査、議会要請に粘り強く取り組んだことの成果です。
選挙の結果、自公を過半数割れに追い込みました。北海道でも、自公の議席を5つ減らす結果となりました。投票率は、全国が53.85%(前回55.85%)で2ポイント減、北海道は56.15%(同58.79%)と2.64ポイント減となりました。歴史的な物価高騰のもとで国民の暮らしを守る責任を放棄し、裏金問題や戦争する国づくりに突き進む自公政権に国民の審判が下りました。
こうした変化は、現場から声をあげることで作り出した成果です。政治を変えて、私たちの要求を実現できるチャンスです。積極的に声を上げ続けましょう。また、選挙で公約に盛り込ませた政策を100%実行させるために、自力をつけることも必要です。声を上げる人・選挙で投票に行く人を増やすことです。政治への無関心やあきらめを乗り越え、自らの投票で未来を変えよう、の呼びかけを広げましょう。
道労連は、来夏の参院選も視野に、日常からの要求運動を強化し、「現場の声」=労働者・国民の要求を実現する政治への転換に向けて、引き続きの現場の声をパワーにして組合活動を強化する決意です。
2024年10月29日
北海道労働組合総連合
議長 三上 友衛
Comments