道労連と札幌地区労連は、12月16日に「杉田水脈総務大臣政務官のヘイトスピーチに関する申し入れ」を、岸田文雄総理、岡田直樹・内閣府特命担当大臣(アイヌ施策)、斎藤健・法務大臣の3者に対して送付しました。
要請内容は「①総理大臣による杉田水脈総務大臣政務官の即時政務官免職すること。②すべてのヘイトスピーチをブログ等から削除し当事者に謝罪すること、③法務省は2016年2月杉田政務官のブログに掲載された『日本の恥』の投稿をヘイトスピーチと認め、ヘイトスピーチ根絶と人権啓発活動に努めること」の3項目に加えて、「外国人の観光客も多数来場する『さっぽろ雪まつり』において、ヘイトスピーチなど差別的言動が行われないよう周知・啓発、防止対策を強めること」に関して札幌法務局に要請しました。
道労連の尾張聡副議長は、「杉田政務官の差別的発言は、決して許されるものではない。政府に対しては厳粛に対応するよう求めたい。政府高官の差別発言を放置することは、さっぽろ雪まつりをはじめヘイトスピーチ撲滅に取り組んできたみなさんの努力に水をかけるものだ」と述べました。
札幌法務局人権擁護部の伊藤和也第一課長は、「雪まつりだけではなく、ヘイトスピーチの問題は年間を通じて重視して取り組んでいる。ヘイトスピーチをなくして人権が尊重される社会に向けて、引き続き道労連でも組合員のみなさんをはじめ周知・啓発に尽力していただきたい」と述べ、ヘイトスピーチに関する宣伝物を受け取り要請を終えました。
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