福祉保育労・札幌保育労組は11月26日、狸小路(札幌市)で街頭署名行動を実施し、145筆(41秒に1筆のペース)の署名を集約しました。
札幌保育労組は、「子どものための予算を大幅に増やし、保育・学童保育の基準・施策の抜本的改善を求める請願署名(全国署名)」と、「子ども、保護者、保育・学童保育労働者の緊急課題の実現を求める要望書(札幌市)」の2つの署名に取り組んでいます。
この日はマイナス2度の凍てつく寒さの中、組合員(保育士と保護者)が過酷な労働条件や慢性的な人手不足の実態を指摘し、「もっと子どもたちひとり一人に向き合う時間がほしい」と署名への協力を呼びかけました。
「子どもたちのためにこそ、もっと税金を使ってほしい」「知り合いにも保育士さんがいるけど、大事な仕事なのに全然見合っていない」「保育園を探すのが大変でした。子どもを預けられないと働けません。保育の問題、もっと改善してもらいたい」「いまはまだ結婚とか考えられないけど、子どもを大切にする保育士さんたちが大切にされないのはおかしいです」など、家族で休日を楽しむ人たちをはじめ、若者から高齢者まで色々な人たちが足を止め、次々に署名しました。
保育をめぐる構造的な課題は、個々の保育所や保育士等の「自助努力」で何とかできるような状況ではありません。公的制度の改善、予算の拡充がどうしても必要です。道労連の組合員も保護者、地域住民という視点での協力をお願いします。
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